ジョニー・デップとアンバー・ハードのエージェントが、それぞれ裁判による仕事への影響について証言している。
ジョニー・デップの元マネージャーで2016年に解雇されたトレイシー・ジェイコブスは、5月19日（木）、証言台に立ち、ジョニーに関する悪評が広まったことにより、仕事を手に入れるのがいっそうむずかしくなったと語っている。
かつてジョニーの事務所UTAにつとめていたトレイシー・ジェイコブスは、一緒に仕事を始めたころ、ジョニーは世界の頂点に立つほどの成功をおさめていたが、2人の仕事の関係が終わるころには状況が変わっていたとした。
ジェイコブスによると、ジョニーには遅刻グセがあることで有名だったそうで、それが自らの評判を落とすことにつながったという。
「撮影スタッフはみんな彼のことが大好きでした」と語ったジェイコブスは、「彼は本当にいつも、スタッフとはすばらしい関係を築いていたんです。でもいくらスタッフでも、現場に何時間も現れないスターを愛し続けることはできません。こうして仕事を得ることがむずかしくなり、彼のスター性もうすれていきました」と続けた。
さらに今回の裁判がジョニーのパブリックイメージも傷つけたと語ったジェイコブスは、「裁判はなんの役にも立ちません。エンドレスなだけです」と付け加えていた。
またアンバーのマネージャー、ジェシカ・コヴァチェヴィッチも同日証言台に立ち、ジョニーを告発したことで、ネット上でアンバーが非難の的になってしまい、仕事を失う結果となったと証言している。
タレント事務所WMEにつとめるジェシカ・コヴァチェヴィッチは、ジョニーの弁護団がアンバーの告発を「でっちあげ」と呼んだことにより、彼女の仕事に影響が出たと主張。アンバーは2018年、映画『アクアマン』でヒロインという大役をつとめたものの、その後はこの作品の続編と、単独映画に1本出演したのみだった。
コヴァチェヴィッチは証言の中で、「誰も、『悪い報道のされ方のせいで、仕事が得られない』なんて声高には言えません」と口にすると、「すべて外からのウワサであり、いまとなってはわかりません。でも、他に理由がないのです」と付け加えている。
