今後、ジョニー・デップが証言台に立つことはなさそうだ。
アンバー・ハード側の弁護団は、5月23日(月)に行われる裁判でジョニー・デップを証人として呼び出すつもりだったが、予定を変更したようだ。
これにより今後、ジョニーが証人として証言台に立つ可能性はなくなった。
弁護団のこの決断について、アンバーに近い関係者が米ピープル誌の取材にこたえている。
「デップを証言台に呼び戻すことは、我々にとってほとんど無意味なことで、関連性がないと考えた」と語った関係者は、「デップがこれまで主張してきた内容は、今回の件の核心とは無関係で、いまさら証言が変わるとも思えない」と、予定変更の理由を明かした。
アンバーは現在ジョニーから名誉毀損で訴えられており、4月中旬からバージニア州の裁判所にて裁判を行っている。
きっかけは2018年12月、アンバーがワシントン・ポスト紙に寄せたDV被害を訴える記事だった。アンバーはこの中で、「誰から被害を受けたのか」については語っていなかったが、ジョニーは「まるで自分が加害者であるかのように書かれている」と指摘。公人としてのイメージを傷つけられたとして5000万ドル(約65億円)の損害賠償を求め、一方、これに対しアンバーは1億ドル(約130億円)の反訴をしている。
この裁判ではジョニーが先に証言台に立っている。彼は「目的は真実を得ることだ」とし、アンバーの主張によって人生が一変してしまったと訴えた。その上で、「これまでいかなる女性も殴ったことはない」と主張している。
一方、その後証言台に立ったアンバーは、ジョニーから受けたという仕打ちを生々しく証言している。
食い違う主張に、ドロ沼の展開を迎えている裁判だが、来週には最終弁論が行われる予定だ。
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