2012年に発表したシングル「江南スタイル」が、世界的ヒットを記録した韓国の人気歌手PSY(44)が、いまや世界中で一大センセーションを巻き起こしている韓国のボーイズグループ BTSへの想いを語った。
PSYは先月末、5年ぶり、9枚目となるフルアルバム「サダ9」を発表。このアルバムのメイン・シングル「That That」には、BTSのラッパーであり、プロデューサーの顔も持つシュガが参加している。
【動画】PSY – ‘That That (prod. & feat. SUGA of BTS)’ MV
PSYは「That That」のプロモーションの一環として、自身のYouTubeアカウントを通じて舞台裏インタビュー映像を公開。その中で、BTSのアメリカでの人気やアメリカの音楽チャートでの成功について語っている。
セレブも踊りをマネするほど、当時アメリカで大ヒットを記録した「江南スタイル」だが、米ビルボードのメインシングルチャートである「HOT100」では、7週連続で2位を記録。夢である1位を獲得できなかったPSYは、次にリリースする楽曲では、1位を獲ることができるだろうと思っていたという。
【動画】PSY「江南スタイル」MV
しかし、その次に発表した「Gentleman」は、「江南スタイル」ほどヒットせず、PSYの夢は残念ながら叶うことはなかった。苦々しい思い出を明かしたPSYは、「誰かが1位を獲ってほしかった」と言い、「BTSが僕の願いを叶えてくれた」と、韓国人アーティストとして初めて全米1位を獲得したBTSの功績を称えたのであった。
★「That That」は「HOT100」にて初登場80位を記録
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BTSは2020年にリリースした英語曲「Dynamite」で、全米1位を獲得(2020年9月5日付け)。韓国のアーティストとしては初めて、「HOT100」で1位を獲ったグループとなった。
【動画】BTS「Dynamite」ミュージック・ビデオ
一方のシュガは、同インタビュー映像の中でPSYに対し「『江南スタイル』でアメリカでのK-POPの道を切り開いてくれたから、僕らは容易に(PSYの)跡をたどることができました」と感謝。PSYの成功なくして、BTSの全米での成功はあり得なかっただろうと述べている。