アンバー・ハードの証言に対するジョニー・デップの感想が注目を集めている。
現在バージニア州で開かれている、俳優ジョニー・デップが元妻で女優のアンバー・ハードを相手取って起こした名誉毀損裁判。
このたび2度目の証言台に立ったジョニーは、元妻の証言に対する自身の感想をたずねられ、「頭がおかしい。彼女は私が暴力を振るったと告発しているが、そんな話を聞いてもやはり頭がおかしいと感じるのです」と率直に述べると、「自分をさらけ出して真実を話すことを楽しいと感じる人はいないと思います。しかしそうしなければならないときもある。なぜなら、もうコントロールできないからです。恐ろしく、バカバカしく、屈辱的で、おろかで、痛々しく、野蛮で、想像を絶するほどに残忍で、残酷。そして全て偽り。全てウソなのです」と訴えた。
そして「完ぺきな人間などもちろんいません。しかし私は、人生において一度も性的虐待や暴力行為を行ったことはありません」と、アンバーの告発を否定したジョニーは、「私がひどいことをしたという、突拍子もなくとんでもないストーリーばかり。そんな中で6年間過ごしてきました。そして、真実が明らかにされることを待ち望んでいました。簡単なことではありません。それは私も理解しています。なにがあろうと、私はここに来ましたし、真実を語りました。この6年間、私が抱えているものを明らかにしてきました。不本意ではありましたが」と付け加えた。
なお、ジョニーが証言している間、アンバーは前をじっと見つめ、表情を変えることはなかった。
この裁判のきっかけは2018年、アンバーがワシントン・ポスト紙に寄せたDV被害を訴える記事だった。具体的な加害者の名前はあげられていなかったものの、ジョニーはこの内容について「まるで自分が加害者であるかのようにつづられている」と指摘。公人としてのイメージを傷つけられたとして、損害賠償を求めている。
