ワーナー・ブラザース・スタジオのDCフィルムズの責任者ウォルター・ハマダが、『アクアマン』続編の『Aquaman and the Lost Kingdom(原題)』で、アンバー・ハードの再キャストを検討していたことを認めた。
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アンバーといえば、2017年の『ジャスティス・リーグ』で海底王国ゼーベルの王女メラ役としてDCEUデビューを果たした。その後、ジェイソン・モモア主演の単独作『アクアマン』で再登場。続編『Aquaman and the Lost Kingdom(原題)』で同役に復帰することが期待されている。しかし現在、元夫のジョニー・デップがアンバーに対して名誉毀損の裁判を起こしており、連日彼女に対する厳しい批判の声が寄せられている。そのため、彼女の同シリーズでの将来が問題視されているのだ。
ジョニーといえば、2018年に英タブロイド紙「ザ・サン」の親会社を相手に起こした名誉毀損訴訟で敗訴しており、『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』を降板。さらに、彼の代表作の一つである『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズへの復帰はもう難しいとまで言われていた。さらにジョニー本人も、今後ジャック・スパロウを演じることはないと法廷で述べたことでファンに衝撃をあがえた。そのためファンからは『アクアマン』続編からもアンバーを降ろすべきという声が上がり、数百万人が署名活動を行っている。そして連日裁判が行われる中、アンバーは、メラ役の出演時間が大幅に縮小されたことを主張した。
そんな中、DCフィルムズの社長であるウォルター・ハマダが、アンバーの再キャスティングを検討したことを認めた。キャスティングを検討した理由としては、アンバーの個人的な事情ではなく、前作でのジェイソンとアンバーの相性をあげた。
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「前作で懸念されたのはケミストリーの問題で、2人にケミストリーがあったのかどうかということでした。編集的には1作目でその関係をうまく作れたと思うのですが、そこに至るまでに大変な努力が必要で、キャストを変え、ジェイソン・モモアともっと自然で良い相性の人を見つけ、そのように進めた方が良いのではないか、という懸念がありました」と彼はコメントした。
またウォルター・ハマダは、WBが続編でメラ役の出演シーンを減らしたことも認めており、この理由もアンバーとジェイソンの映画的な相性の悪さが原因としている。