『アクアマン』などで知られる女優のアンバー・ハードは、元夫ジョニー・デップとの法廷闘争を現在繰り広げているが、裁判が始まって以来、絶えず死の脅迫を受けたと主張。その中には彼女の子供を電子レンジに入れたいという人物もいたとして、法廷で涙ながらに訴えた。
アンバーは、現地時間5月26日木曜日に証言台に立った。「毎日ではないにしても、定期的に何百もの死の脅迫を受けています」と主張し、涙を流しそうになっていた。「この裁判が始まって以来、何千件も」ハードは陪審員に語った。「この裁判が始まって以来、何千という人々が、暴行を受けたという私の証言を嘲笑しています……苦しくてたまりません。苦しくて、苦しくて、今までで一番屈辱的なことなのです」。
そして、アンバーはジョニーに「(自分を)放っておいてほしいだけ」と述べ、「私はもう何年もそう言ってきました」と付け加えた。さらに彼女は、ジョニーがファンたちに自分を中傷するよう促していると主張し、「人々は私を殺したいと思っていて、毎日そう言ってきます」「人々は私の赤ちゃん(娘のウーナ・ペイジ)を電子レンジに入れたいと思っていて、彼らは私にそう言ってくるのです」と続けた。「これは恐ろしくて、苦痛です。そして、これはどんな人間にとっても屈辱的なことです」と声を振るわせながらも訴えた。
ジョニーのファンの中には、アンバー側で証言した精神科医のデヴィッド・R・スピーゲル博士を攻撃した人もいたと言う。
この裁判は、ジョニーが、2018年にワシントン・ポスト紙に掲載された記事(アンバーが寄稿)で、公人としてのイメージが傷付けられたとして、名誉毀損でアンバーを訴えたもの。この記事の中でジョニーは名指しされていないが、アンバーによって自分の評判とキャリアを衰退させ、数百万ドルの仕事を奪われたと主張している。