映画『エルヴィス』に出演しているオースティン・バトラー。彼は本作で、ロックンロールの伝説的人物エルヴィス・プレスリー役を演じるが、この役に没頭するために多くの犠牲を払ったようだ。
先日カンヌ映画祭の記者会見で、オースティンは、エルヴィス役を演じるために必死になり、他の世界から自分を切り離したと話した。
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「僕は基本的に2年間、僕の人生の残りの部分を一時停止させたんだ」「僕は、可能な限りすべてを吸収した」とプライベートの生活を一旦置いておいて、役作りに没頭したのだという。
エルヴィスを演じるために熱心に研究したオースティンは、「彼の人生を、年月の経過による声の変化、年月の経過による動きの変化の違いを聞き分けられる期間に分けて、2年間かけて研究し、その中でできる限り彼の人間性を見出そうとした」と説明した。
また、エルヴィスのルックスについては、「最初のころは、一生懸命やればエルヴィスの顔と同じ顔になれるという非現実的な期待を自分にかけていたんだ」と明かした。「そして、僕の目はエルヴィスの目とまったく同じで、見分けがつかないだろうと思っていたんだよ」とコメントした。そして「ある時点で、それは蝋人形館に行くようなもので、本当に重要なのは、彼の魂が出てくることなんだ」と続けた。
本作は、斬新な音楽スタイルとセンセーショナルなダンスで音楽界に大きなムーブメントを巻き起こした「キング・オブ・ロックンロール」ことエルヴィス・プレスリーが名声を得るまでの物語で、エルヴィスとマネージャーのトム・パーカー大佐との複雑な関係を詳細に描いているという。オースティンがエルヴィス役を務め、アカデミー賞受賞者のトム・ハンクスがパーカー役を演じる。『エルヴィス』は7月1日(金)に公開予定。
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