イーロン・マスクが、世界中から注目されるあの裁判について言及している。
現在バージニア州で開かれている、俳優ジョニー・デップが元妻で女優のアンバー・ハードを相手取って起こした名誉毀損裁判。
2018年、アンバー・ハードがワシントン・ポスト紙にDV被害を訴える記事を寄せた。特に具体的な加害者の名前をあげた内容ではなかったものの、ジョニー・デップは「まるで自分が加害者であるかのように書かれている」と指摘。公人としてのイメージを傷つけられたとして、5000万ドル(約65億円)の損害賠償を求めて提訴した。一方、アンバー側も1億ドル(約130億円)を求めて反訴している。
世界中が最終的な判決に注目しているこの裁判。電気自動車大手「テスラ」のCEOで「世界一の大富豪」イーロン・マスクは当初、アンバーとジョニーが破局した直後にアンバーと交際していたことから、証人として出廷するのではないかと報じられていた。しかし結果的に、証言台に立つことはなかった。
こうして4月中旬に始まった裁判も終わりに近づく中、イーロンがついに自身の見解を述べた。
イーロンが反応したのは、人工知能研究者でポッドキャスト番組の司会者として活躍するレックス・フリードマンの以下のツイート。
「私がジョニー・デップとアンバー・ハードの裁判から学んだのは以下の点:1.『名声』とはドラッグ地獄だ(一部の人にとっては) 2.精神科医と弁護士ではスキルのレベルが大きく異なる 3.人間は100万人もの人々にウソをつくことが可能 4.『愛』とはやっかいなものだ 5.大量のワインが必要」
I hope they both move on. At their best, they are each incredible.
— Elon Musk (@elonmusk) May 28, 2022
これに対し、イーロンは「ぼくは2人とも前に進んでほしいと思ってる。ベストを尽くせば、2人ともすばらしい人たちなのだから」と返信していたのだった。