パリのルーブル美術館で現地時間5月29日日曜日、世界的に有名なレオナルド・ダ・ヴィンチの絵画「モナリザ」に、老女に変装した男が菓子パンを投げつけたことがわかった。美術館の担当者がInsiderに語った。
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ツイッターユーザーの@lukeXC2002が公開した事件の映像によると、「モナリザ」は保護ガラスをされていたものの、菓子パンのようなものを男から投げられている。さらにこの男はバラの花びらも周囲にばらまき、その後、警備員に立ち去られたという。
Maybe this is just nuts to me💀but an man dressed as an old lady jumps out of a wheel chair and attempted to smash the bullet proof glass of the Mona Lisa. Then proceeds to smear cake on the glass, and throws roses everywhere all before being tackled by security. 😂??? pic.twitter.com/OFXdx9eWcM
— Lukeee🧃 (@lukeXC2002) May 29, 2022
ツイッターにこの動画を公開したサンドバーグさんは「歴史的なものが破壊されたのはショックだった」「その瞬間は本当に現実とは思えなかった」とInsiderに語っている。
また美術館の代表者はInsiderへの声明の中で、絵画には何の影響もなく、損傷はなかったと述べている。そして、この男が車椅子を使いハンディキャップを利用し、作品に近づいてったと状況を説明している。彼は私物の中にお菓子を隠し持っていたのだという。さらに、サンドバーグさんが共有した2つ目の動画では、カツラと化粧をしたように見えるこの男が、美術館の警備員によって敷地外に連れ出され、集まった人々にフランス語で話しかけている様子が映っている。
彼は「地球のことを考えてくれ、地球を破壊している人たちがいる、そのことを考えてくれ。だからやったんだ」と話していたという。
菓子パンを投げたとされる男はその後逮捕され、精神科に入院させられたようだ。AFP通信によると、パリ検察庁は「文化的な作品を破壊しようとした」ことについて調査を開始した。