R&Bシンガーのボビー・ブラウンが、いまは亡き元妻ホイットニー・ヒューストン(享年48)とドラッグの関係を語っている。
5月30日(月)と31日(火)に米A&Eチャンネルで放送されたドキュメンタリー番組「Biography: Bobby Brown」の中で、ボビー・ブラウンは2012年に亡くなった元妻で世界的歌姫であるホイットニー・ヒューストンとの結婚生活について明かした。
ボビーによると、彼はホイットニーを一目見た瞬間に恋に落ちたという。1989年、「Soul Train Music Awards」の舞台裏で、ボビーはホイットニーの持つ香り、そして瞳に惹かれたそうだ。「彼女の目には、私を内側から溶かしてしまう何かがあった」と語ったボビーは、「出会った初日から2人の最後の日まで、私を見つめる彼女の目は、いつも特別なものだった」と振り返った。
そのうえでホイットニーを「運命の人」と表現したボビーは、「彼女は、私が知っている中で最も親切で、優しい人だった」と、彼女への深い愛情を述べた。
そして1992年7月18日、2人は結婚式の日を迎える。しかし、ボビーはこの場でホイットニーの衝撃的な一面を目撃してしまうのだ。
「部屋の中にはいったら、彼女がコカインをやっていた。初めて彼女が鼻から吸引する姿を見たんだ。衝撃的だった」と明かしたボビーは、「そのとき、私は気づいたんだ。私たちの間には、思った以上に共通点があるってね。私は初めてだったが、彼女は前からやっていたんだろう」と付け加えた。
なお2009年、ホイットニーはトーク番組の中で、ボビーからのDVにより、ドラッグに依存することになったと明かしていた。
そんな15年間におよぶ波乱の結婚生活ののち、2007年、ボビーとホイットニーの離婚が成立する。
「私たちの愛は、目の前にあるどんな障害も乗り越えられるほど強いものだと、いつも感じていた」と語ったボビーは、「ドラッグがなかったら、私たちはまだ一緒にいただろう。私たちはドラッグに負けたんだ」と明かしていた。