アンバー・ハードが「破産」の危機にあるようだ。
6月2日(木)、アンバー・ハードの弁護士は、彼女には多額の賠償金を支払う余裕がないことを明らかにした。
この日、NBCのニュース番組「Today」に出演したアンバーの弁護士エレイン・ブレデホフトは、「今回の裁判で下された高額な賠償金を支払う手段を、アンバーは持ち合わせているのか」という質問に対して、「まさか。そんなものは絶対にありません」と断言した。
また、関係者がThe Postに語ったところによると、アンバーは今回の裁判で多額の弁護士費用を投じたことにより、支払いを命じられたジョニー・デップへの賠償金約1040万ドル(約13億5000万円)まで首が回らない状態だと言う。
現在、アンバーは弁護士費用などの支出をアメリカ最大の保険会社「トラベラーズ」の住宅所有者保険でカバーしているそうだ。
実際、バージニア州で行われていた裁判中には、アンバーがトラベラーズの副社長パメラ・ジョンソンと一緒にいるところが複数回目撃されている。
法律の専門家によると、名誉毀損裁判で住宅所有者保険が使われることはよくあるという。
ペンシルバニア州の弁護士ヘザー・ハイデルボーは、「ほとんどの人が知らない、裏ワザのような方法だと言えるでしょう」と明かした上で、「ほとんどの住宅所有者保険には、支払った金額に応じて、名誉毀損で訴えられた場合の補償があるのです」と語っている。
このように保険会社が弁護士を雇い、その費用を負担する一方、多くの保険が判決費用までカバーするものではないという。
バージニア州の弁護士ジェレマイア・デントンは、「保険会社は、最終的に補償を拒否するという選択肢を隠し持っているのです。補償を拒否するということは、原告(今回の場合ジョニー・デップ)への賠償金支払いも拒否できるということです」と述べている。
The Postは、アンバーの経済状況について本人と弁護士にコメントを求めたが、返答は得られていない。