マライア・キャリーの大ヒット曲が訴えられ、ニュースとなっている。
歌手マライア・キャリーといえば、多くのヒット曲で知られる世界的歌姫だ。そんな彼女の代表曲であり、クリスマスの定番曲「恋人たちのクリスマス(原題:All I Want for Christmas Is You)」が訴えられる事態となっている。
ある男性が、同タイトルの楽曲をマライアより先に作っていたと主張。マライアに「著作権を侵害された」と訴えているのだ。
この男性の名はアンディ・ストーン。彼はマライアのヒット曲「All I Want for Christmas Is You」と同じタイトルの楽曲を、彼女よりも数年前に他の人物と共同制作したと述べている。
TMZが入手した裁判資料によると、アンディ・ストーンが1989年にナッシュビルでレコーディングした楽曲「All I Want for Christmas Is You」は当時、ラジオで繰り返し流され、1993年まではクリスマスシーズンのたびにビルボードチャートにランクインしていたという。また、ミュージックビデオも制作している。
【動画】Vince Vance & The Valiants – All I Want for Christmas Is You
一方、マライアが「All I Want for Christmas Is You」をミュージックビデオとともにリリースしたのは1994年のこと。それ以来、世界中のクリスマスを彩る大ヒット曲となったことは周知の事実だ。
アンディは、マライアがこの楽曲をリリースするにあたり、タイトルの使用について事前に許可を求められることがなかったと述べている。
そんなアンディの「All I Want for Christmas Is You」だが、そのメロディや歌詞はマライアのものとは全くことなる。タイトルを除けば、まちがいなく別の曲なのだ。
マライアの楽曲は、リリースから30年近く経った今も、色あせることなく多くの人に聴かれている。ストリーミングサービスでも何度も再生され、その度にマライアは収益を得ている。
そしてアンディは、自身がこうむった損害の賠償金として、そんなマライアに2000万ドル(約26億1600万円)の支払いを求めている。
現時点で、マライア側はこの件について、特にコメントを出していない。