アレック・ジョン・サッチが亡くなったことがわかった。享年70歳であった。
アレック・ジョン・サッチは、アメリカを代表するロックバンド ボン・ジョヴィの創設メンバーで、1983年から1994年までベーシストとして活動した。
6月5日(日)ボン・ジョヴィのボーカル、ジョン・ボン・ジョヴィがジョン・サッチの死去を報告。現時点で、サッチがいつ亡くなったのかや、正確な死因は明らかになっていない。
ツイッターにて、「彼は唯一無二の存在だった」とつづったジョン・ボン・ジョヴィは、「ボン・ジョヴィの創設メンバーとして、アレックはバンドの形成に必要不可欠な人物だったんだ」と付け加えた。
Alec, you will be missed pic.twitter.com/yK0RlgVkZc
— Jon Bon Jovi (@jonbonjovi) June 5, 2022
また、アレックが幼なじみのティコ・トーレスをドラマーとして連れてきたこと、ギタリストでソンライターのリッチー・サンボラのバンド加入を仲介したことなどに触れたボン・ジョヴィは、「彼がバンドをまとめ上げてくれた」と称えた。
1994年、ベストアルバム「CROSSROAD」を最後にボン・ジョヴィを脱退、ヒュー・マクドナルドと交代したジョン・サッチだったが、2018年に同バンドがロックの殿堂入りを果たした際には、他のメンバーと一緒にセレモニーに出席した。
その際アレックは、「ジョン・ボン・ジョヴィがぼくを呼び出し、バンドに誘ったのがもう何年も前のことだ。彼が真剣にとらえていること、そしてぼくたちが成功するビジョンを描いていることに、すぐに気がついたよ」と語ると、「そしてぼくは、そんなビジョンの一部になれたことが、この上ない幸せだと考えているんだ」と、ボン・ジョヴィへの思いを述べた。