人気歌手ビリー・アイリッシュが、ここ最近ドロ沼裁判で注目を集めたジョニー・デップとアンバー・ハードの裁判について触れている新曲を披露した。
ビリー・アイリッシュは6月7日、英ロンドンのAOアリーナにてコンサートを開催。2019年以来、約3年ぶりのイングランドでの公演となり、スタジアムには多くのファンが集まった。
ビリーはこのライブの途中、「TV」という未発表曲をパフォーマンス。彼女は「2017年か2018年以降、コンサートで未発表曲を歌ってないよね。これはこの前作ったばかりの曲で、みんなに聞いてほしいです」と言うと、兄のフィニアスと共に演奏をはじめた。
アコースティックでメローな印象のこの曲は「すべての意味は何/また友達がみんないなくなった/恋に落ちるとこういうことになる」「今は話したくない/ただTVを見ていたい」といった歌詞。ビリーは先日、交際していた俳優のマシュー・テイラー・ボースとの破局が報じられており、この歌詞は失恋がテーマになっているようだ。
曲が進むと「映画スターたちの裁判でネットがすごいことになってる/ロー対ウェイドの判決が覆(くつがえ)されようとしているのに」といった歌詞が。これはタイミング的に、先週までドロ沼裁判を行っていたジョニー・デップとアンバー・ハードのことを指しているようだ。
また歌詞に出てくる「ロー対ウェイド」とは、1973年、人工中絶を規制するアメリカ国内法を違憲無効としたアメリカ最高裁判所の初めての判決。ここ最近アメリカでは再び人工中絶を禁止する法律が成立する州があるなど、議論となっている。
ビリーは先日、元交際相手のマシュー・テイラー・ボースと破局が報じられた。ネット上ではマシューの浮気が破局の原因だとささやかれたが、その後マシューがそれを自ら否定している。