ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーの法廷バトルがヒートアップしている。
俳優のブラッド・ピットは、元妻で女優のアンジェリーナ・ジョリーに対し新たな告発をした。
ブラッドの主張では、アンジェリーナが2人で所有していたワイナリーの株式の半分を「見知らぬ人物」に売却し、意図的に評判を落としたという。
2008年、2人は南フランスのプロヴァンスにあるワイナリー「シャトー・ミラヴァル」を共同購入。このとき2人は、自身の所有分を相手の同意なしに売却してはならないという約束を交わしたとされている。
2人は2019年に離婚に至ったが、今年2月、ブラッドはアンジェリーナがワイナリーの株式を他者に売却していたことに抗議し、裁判を起こしていた。
そして6月3日(金)、米ピープル誌が入手した裁判資料によると、ブラッドは「アンジェリーナが自身の持ち分を売却することで、意図的に損害を与えようとした」と主張しているという。
ブラッドの弁護団は、彼にとってシャトー・ミラヴァルが「情熱を注いでいるプロジェクト」であり、ブラッドの働きにより、「数百万ドル規模の世界的なビジネスかつ、世界で最も評価されるロゼワインの製造者に成長した」と主張。また、「アンジェリーナはミラヴァルの成功に一切貢献していない」と非難している。
そんなブラッドは現在、アンジェリーナが行ったとされる売却について「無効」を要求するとともに、「裁判で証明される金額」の損害賠償を求めている。彼はまた、陪審員による裁判を求めているようだ。
アンジェリーナはこの裁判にて、「事実上の黙示的契約(契約書へのサインなどがない契約)」違反、「代替案として提示した準契約」違反、「善意を持ち公平に取引を行うという暗黙の了解」違反、ルクセンブルグ民法第6条第1項に基づく権利濫用など、さまざまな項目で訴えられている。
現在のところ、アンジェリーナ側はこの件に関してコメントしていない。