ジョニー・デップとアンバー・ハードの裁判を担当していた速記係が、法廷バトルの裏側を告白している。
今年4月中旬からバージニア州の裁判所で開かれていた、俳優ジョニー・デップによる元妻で女優のアンバー・ハードを相手取って起こした名誉毀損裁判。6月1日(水)までほぼ毎日行われていたこの裁判にて、速記係をつとめていたのがジュディ・ベリンジャーだった。
このたび彼女は、裁判にたずさわっていた7人の陪審員(男性5人、女性2人)の法廷での様子をメディアに明かしている。なお陪審員の名前は、本人が名乗り出ない限り1年間は公開されないようになっている。
アメリカ国内の裁判情報を発信するメディア「Law&Crime Network」はこのたび、公式ツイッターにてジュディ・ベリンジャーのインタビュー動画を独占公開した。
裁判での陪審員らの様子についてたずねられたジュディは、「残念なことに、一番真剣に話を聴いていたのは補充要員となっていた女性だけでした」と告白。「彼女の表情を注意深く見ていましたが、法廷内で発せられる一言一句に深く聞き入っていたのです。彼女ならすばらしい陪審員になれると思っていましたが、彼女が名をつらねることはありませんでした」と付け加えた。
さらに「彼女はつねに細心の注意を払っていました」と語ったジュディは、「体調不良になり裁判に出席できなくなってしまった陪審員の代わりをつとめるのが、彼女のような補充要員です。そのため法廷内の発言には他の陪審員らと同様に気を配ることになりますが、代わりをつとめることにならない限り、判決にたずさわることはありません」とつづけた。
またジュディは、「居眠りしている陪審員もいましたよ」と暴露すると、「もちろん大変な仕事です。今回は動画での証言もたくさんありましたしね。彼らの様子を見ていると、いつの間にかウトウトしている人もいたんですよ」と明らかにした。