6月1日、ジョニー・デップが元妻のアンバー・ハードに勝訴する形で決着がついた名誉棄損裁判。この判決結果に納得がいかないアンバー側は、「ジョニー側がSNS上でアンバーを攻撃するよう動いていた」と主張しているが、これに対しジョニーの弁護士たちがコメントした。
ジョニー・デップ側の弁護士であるカミーユ・バスケスとベン・チュウは6月8日、アメリカのニュース番組「Today」に出演。アンバー側の「ジョニー側がSNSでアンバーを攻撃するように動いていた」といった主張に関し「全くもって根拠がない」と完全否定した。
ベン・チュウ氏は「この裁判が始まった当初、ホワイト前裁判長はこの裁判に関するSNSのアカウントなどを破棄していました。なのでこれは完全にバカげた、根拠のない主張です」と語った。
EXCLUSIVE: Johnny Depp’s attorneys say they don’t think there’s “any reason to believe” the jurors “violated their oath” and saw or were swayed by anything on social media. pic.twitter.com/zfQkDKaFiD
— TODAY (@TODAYshow) June 8, 2022
アンバーの弁護士であるエレイン・ブレデホフト氏は“評決はSNS上の議論にも影響された”と主張もしている。司会者に「陪審員はSNSを見た、またはそれに納得したと思いますか?」と聞かれたチュウ氏は「いいえ。陪審員が誓いを破ったと考える理由はどこにもありません。なのでブレデホフト氏の発言を聞いて失望しました」と話す。
さらにカミーユ・バスケス氏は「SNSはかなり身近ですが、陪審員たちは毎晩“忠告”を受けていました。そして彼らには法廷という場所に対しはかり知れない敬意を持っています。彼らはベストを尽くしていました」と、評決にSNSの影響はなかったと語った。
この裁判で敗訴となったアンバーには、ジョニーへ約13億7000万円の支払いが命じられている。アンバーの弁護士は「絶対に」上訴するとTVで話していた。