女優のゼンデイヤが、自身の音楽キャリアについて口を開いた。
今回、俳優のアンドリュー・ガーフィールドと共に「Variety」誌の、俳優同士の対談企画「Actor on Actors」に登場したゼンデイヤ。この特集の中で2人はそれぞれのキャリアについて語り、ゼンデイヤは女優業より後回しになっている音楽のキャリアについて口を開いた。
今では女優としてのイメージが強いゼンデイヤだが、2011年5月30日にはデビューシングル「Swag It Out」を発売。2013年9月にはファーストアルバム「Zendaya」をリリースしている。また、2016年にはクリス・ブラウンとのコラボ曲「Something New」を発表し、それ以降目立った音楽活動は行っていなかったが、自身が主演するドラマ「ユーフォリア/EUPHORIA」シーズン2内で自身が歌う楽曲「Elliot’s Song」「I’m Tired」が使用されている。
そんなゼンデイヤは、世間が自分の考えや期待を彼女に投影しているかについて「さっき(『ユーフォリア/EUPHORIA』共演者の)サム(・レヴィンソン)とこのことについて話していたの。私は『自分がポップスターになれるかどうかわからない』ってね。それは、俳優としては匿名性があり、私はそれがとっても好きなんで、私のもの、それが何であれ、キャラクターを通して整理することができ、誰もそれを知る必要はないからね」と、他者を演じる俳優業と、自分自身を魅せる歌手とではギャップが生じるように感じていることを明らかにした。
そして、「(俳優以外の)他の形式や他の媒体では、常に自分自身しかいない。私は、他の誰か、つまりルー(ゼンデイヤが演じているキャラクター)が、そのようなものを引き受けるという考えが好きなの」と、誰かになりきって考えることが好きだと明かし、「境界線ね。自分にとって何が必要かを学ぶこと」とゼンデイヤは締めくくった。
ゼンデイヤといえば今年3月、「ユーフォリア/EUPHORIA」のサウンドトラックに参加したことで、音楽活動再開を発表。「長い間、音楽活動から離れていたの。理由はいくつかある。でも、今もまだ音楽を愛していることには変わりない。だから今回、新曲をリリースすることで、ほんの少しだけ音楽の世界に足を突っ込んだ私に対して、温かい言葉や応援のコメントを送ってくれるファンのみんなの存在は、私にとって何より代え難いものなのよ。本当にありがとう」と感謝のツイートを投稿していた。