俳優のジョニー・デップがリリースした新曲「This Is a Song for Miss Hedy Lamarr」の歌詞に注目が集まっている。
【動画】「This Is a Song for Miss Hedy Lamarr」
ジョニー・デップは自身の59歳の誕生日である6月9日、インスタグラムを更新。そこで、アーティストのジェフ・ベックとコラボした新アルバムがリリースされると発表した。アルバムのタイトルは「18」で、発売日は7月15日だ。
同アルバムに収録されているシングル「This Is a Song for Miss Hedy Lamarr」が先行配信され、さっそく多くの人に聴かれている。このバラードではジョニー自身が歌詞を書き、ボーカルも担当。ジェフ・ベックがギターを演奏している。タイトルにも入っているヘディ・ラマーとは、1940年代に活躍したオーストリア出身の女優の名前だ。彼女は発明家としての顔も持つ多彩な女性であったが、波乱万丈な人生を送ったことで知られている。
同曲の歌詞は冒頭から「この曲をヘディ・ラマーさんへ送る/彼女をスターにした世界に消された人/美しさに疲れ、クモの巣にとらわれた」と、どこか悲しげな雰囲気だ。
さらにサビの部分では「もう人間なんて信用しない/もう人間を信用することなんてできない」と、繰り返し歌っている。曲の2番では「誰も聞いていないときにしゃべるのはとてもむずかしい/恐怖に震えているのをみんなが見てくる」「恥ずべきことであり、恥知らず/痛くもあり、無痛でもある」といった歌詞もみられる。
ジョニーは5月末まで、元妻で女優のアンバー・ハードを相手に、名誉棄損裁判であらそっていた。「世紀のドロ沼裁判」とも呼ばれたこの裁判は世界中の注目をあびていたが、最後にはジョニーの勝訴となり決着がついた。
そんな背景もあり、この歌詞がアンバーとの一連の騒動を連想してしまうのは仕方のないことなのかもしれない。同曲はジョニーとジェフ・ベックのアルバム「18」の2曲目に収録されている。