アンジェリーナ・ジョリーが監督をつとめる最新作の詳細が、少しずつ明らかになっている。
女優として数々の名作を世に送り出しながら、近年では監督としても活躍するアンジェリーナ・ジョリー。そんな彼女が、最新作では監督にとどまらず脚本、そしてプロデューサーをつとめるという。
最新作のタイトルは『Without Blood(原題)』。今月から撮影スタートし、イタリア南部のプーリア州、バジリカータ州、そしてローマで行われたという。
米Varietyによると、主要キャストには2002年の映画『フリーダ』で知られる女優のサルマ・ハエック、2011年の映画『明日を継ぐために』のデミアン・ビチルが起用されているという。
『Without Blood』は、イタリア人作家アレッサンドロ・バリッコの同名ベストセラー小説が原作となっており、「戦争やトラウマ、記憶、そしていやしについての普遍的な真実」を追求していく物語だ。
アンジェリーナは発表した声明の中で、「この特別な題材を映画にするべくイタリアに来たこと、そしてアレッサンドロ・バリッコ氏の小説の映像化を任せていただけたことを光栄に思っています」とつづると、「彼の独特な詩や、心の動き、戦争のとらえ方、トラウマや不正、喪失の先に何を見出すのかという点への問いかけが込められているのです」と、作品づくりへの意欲を明らかにした。
なお、制作にはアンジェリーナの制作会社「Jolie Productions」も名を連ねている。世界配給はFremantleが行う。
アンジェリーナは2011年、『最初の大地』で映画監督デビュー。その後『不屈の男 アンブロークン』『白い帽子の女』『最初に父が殺された』の3本を発表。今回が5作目の監督作品となる。
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