2023年から、グラミー賞に大きな変更が加えられることがわかった。
グラミー賞を主催するレコーディング・アカデミーはこのたび、5つのカテゴリーを追加することを発表。この中には作曲家に焦点をあてた「ソングライター・オブ・ザ・イヤー(クラシック以外)」、ゲームもしくはインタラクティブメディア用に制作されたサウンドトラックに焦点を当てた「最優秀サウンドトラック・アルバム作曲賞(ビデオ・ゲーム、その他インタラクティヴ・メディア)」、さらに「最優秀アメリカーナ・パフォーマンス賞」、「最優秀スポークン・ワード・ポエトリー・アルバム賞」「最優秀オルタナティヴ・ミュージック・パフォーマンス賞」が含まれる。
また社会変革に貢献したと評価された「ベスト・ソング・フォー・ソーシャル・チェンジ」には、特別功労賞が与えられるという。
さらにアルバムの応募条件についても、これまで「アルバム発売日から、5年以内に録音された未発表の新曲の収録時間が、50%以上であること」が条件となっていたが、これが75%に引き上げられた。
今回の変更は、音楽界からの要求にレコーディング・アカデミーが迅速に対応した形だ。
レコーディング・アカデミーのCEOハーベイ・メイソン・ジュニア氏は今回の変更について、「今回新たに設立された賞やルールの変更を通して、音楽クリエイターの多様なコミュニティを称え、変化や進歩、コラボレーションを促す環境を引き続き育成できることを大変うれしく思っています」と語り、「アカデミーにおける最優先事項は、音楽関係者を効果的に体現すること、毎年会員の声に耳を傾け、進化し続ける業界に我々のルールとガイドラインを反映させることです」と続けている。
今回の変更は、2023年度の「第65回グラミー賞」より適応される。
tvgrooveをフォロー!