映画監督や俳優として知られるタイラー・ペリーが、今年のアカデミー賞授賞式での“平手打ち”事件を振り返った。
タイラー・ペリー↓↓
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3月27日(日)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催された映画の祭典「第94回アカデミー賞授賞式」。ここで、俳優のウィル・スミスが、妻ジェイダ・ピンケット・スミスの坊主頭についてジョークを飛ばしたクリス・ロックを「平手打ちする」という前代未聞のハプニングが起きた。
後にウィルはアカデミーを辞職し、その後10年間、アカデミーの式典への出席を禁じられている。
先日、ニューヨークで開催されたトライベッカ映画祭のディレクターズシリーズで、タイラーは、この衝撃的な瞬間について振り返っている。ペリーといえば、ウィルが平手打ちをした直後に、デンゼル・ワシントンとともにウィルに話しかけるところを写真に撮られていた。彼は、ウィルを慰めていたわけではなく、状況を緩和させようとしていたという。
Photos taken in the immediate aftermath of Will Smith slapping Chris Rock at the #Oscars show fellow stars like Bradley Cooper, Denzel Washington, and Tyler Perry trying to calm down Smith inside the Dolby Theatre. pic.twitter.com/xzpDEqal6u
— NowThis (@nowthisnews) March 28, 2022
タイラーは、ウィルともクリスとも仲が良いため「クリスが無事であることを確認するために、早めにそこを去ったんだ。2人と友達でいることはとっても難しいことだよ」とコメントした。クリスにとってとても辛いことが起きたとした上で「でも、ウィルにとっても非常に辛いことが起きたということを理解してほしい。彼がしたことは完全に間違っていた」とつづけた。
平手打ちの後、あの暴挙は間違っているということを伝えるためにウィルに近寄ったというタイラー。「そして、ぼくたちが彼のところに行ったとき、彼は打ちのめされてた。何が起こったのか信じられなかった。彼は自分がやったことが信じられなかったんだ」。
また、「ぼくはこの男の目を見て、『何をやっているんだ?これは君の夜だ』ってね」と、オスカー受賞の夜にウィルがしたことを信じられなかったと付け加えた。