ジェニファー・アニストンは、SNSの発展が俳優の仕事を「希薄にした」と考えているようだ。
このたび俳優のセバスチャン・スタンと、「Variety」の対談企画「Actors on Actors」に登場した女優のジェニファー・アニストンは、自身がTikTokやインスタグラム、ストリーミングサービスといったインターネット上のプラットフォームが盛り上がりを見せる前に芸能界に入れたことを「ラッキー」だったと表現した。
セバスチャン・スタンとの会話の中で、自身が芸能活動を始めた時期について、「ちょうどインターネットが普及して、誰かが有名になることについて、新しい文化が形成され始めていたの」と切り出したジェニファーは、「たとえばパリス・ヒルトン、モニカ・ルインスキーなんかは、何もしていないのに有名になっていった」と続けた。
さらに、「いつも言うんだけど、こんなふうにストリーミングサービスが増えて、人も増えて、現代みたいにものごとがガラッと変わってしまう前に業界に入れたことは、ラッキーだったと思っているわ」と語ったジェニファーは、「TikTokで有名とか、YouTubeで有名とか、インスタグラムで有名とか、そういうので、俳優という仕事が希薄になりつつあると思っているの」と自身の見解を述べた。
なおジェニファーといえば、1994年から2004年にかけて放送されたドラマ「フレンズ」のレイチェル役で一躍有名になった。
彼女にとって、当時インターネットが普及していなかったことが、結果として自分たちの正気を保つことにつながっていたという。
「キャストみんなが集まると、まるで時間なんか経っていないような感覚になるの。私たちはみんな一緒に成長して、お互いにいろんなことを教えあった」と当時共演していた5人のメンバーに想いをはせたジェニファーは、SNSがなかったからこそ、外に出せないような話ができ、お互いに支え合うことができたと明かした。