カニエ・ウェストが、スポーツメーカー「Adidas(アディダス)」への怒りをあらわにしている。
6月13日(月)、ラッパーでデザイナーのカニエ・ウェストが自身のインスタグラムを更新。6月初めに発表されたアディダスの新作シューズに物申した。
カニエがインスタグラムに投稿したのは、ベージュカラーのアディダス新作サンダル「Adilette 22」の写真。カニエはこのデザインについて、自身が手がけるアパレルブランド「Yeezy」のものを「パクられた」と主張しているのだ。
Kanye West calls out Adidas for their new adidas Adilette 22 slides which he says are a copy of his Yeezy slides:
“These shoes represent the disrespect that people in power have to the talent. This shoe is a fake Yeezy made by adidas themselves” pic.twitter.com/S70f3hjdY5
— Pop Crave (@PopCrave) June 13, 2022
この投稿にはアディダスのCEOカスパー・ローステッドにあてた長文のキャプションも添えられている。
この中でカニエは、「こちらはイェ(カニエ)だ。どうやらコービー(・ブライアント)と同じ道をたどっているようだな」と過去にアディダスと契約していながら打ち切ったNBAプレーヤー、コービー・ブライアントの名を引き合いに出し、自身もアディダスとの契約の終了をほのめかした。
さらに「カスパー、オレはもう、こんなあからさまなコピーにはガマンできない」と続けたカニエは、「スニーカー文化や、バスケプレーヤー、ラッパー、店の従業員かもしれない。そんな自分を表現したくても、契約を切られたり、『クレイジーだ』と言われることを恐れている人たちみんなのために言う。勇敢であることは恐れることではない。勇敢であることは、真実のために恐怖を乗り越えることを指すんだ。もう本当に、こんなことには疲れ果ててしまった。このクツが表しているのは、権力を持つヤツらによる才能に対する侮辱だ。これはアディダス自らが作り上げた、Yeezyのニセモノなんだ。この件についてDCに話すつもりはない。カスパー、オレのところへ話をしに来い」とアディダスへの不満をぶちまけている。