マーベル・シネマティック・ユニバースのソー役で知られるクリス・ヘムズワース。実は、2作目である『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』の時点で、自分の演技に失望し、ソーという役柄に飽きていたことを明かした。
クリスは先日、Vanity Fairの新しいビデオに登場し、『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』について語った。「自分がやったことに少し失望したんだよ。キャラクターをどんな方向にも成長させることができたと思わなかったし、観客に何か意外性や違いを見せられたとは思えなかった」とコメントしている。
『マイティ・ソー』といえば、1作目は、Rotten Tomatoesで批評家スコア77%、観客スコア76%を得たものの、続編は批評家からの評価は低く、66%の評価だった。批評家たちは、ロキを演じたトム・ヒドルストンの演技を賞賛していた。そしてクリス自身も続編については、あまり面白くないと感じていたようだ。
しかし、3作目である『マイティ・ソー バトルロイヤル』は、Rotten Tomatoesで93%の批評家スコアと87%のファン評価を獲得。監督のタイカ・ワイティティによるキャラクターへの新鮮なアプローチ、そしてソーの特徴である長髪を切るという大胆な選択が、『ソー』シリーズの再活性化を促したと評価されている。
クリスは当時を振り返り、「僕は『ソーには本当に飽きたよ』って(ワイティティ監督に)言ったんだと思う。すると、彼は『ああ、俺もソーには本当に飽きた』と言ったんだ」と述べた。「そして、飽きないようにしようと決めて、その気持ちが芽生えとき、いつでも違う方向に進むことにしたんだよ」と、“意外”とも言える監督の同意から、前に進むことができたようだ。
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ちなみに、『ソー』シリーズ最新作『ソー:ラブ&サンダー』でも、ともに仕事をした2人。クリスは、ソーが「より予測不可能」で、ユーモアのある瞬間を持ちながら新しいチャレンジに直面するようにすることについて、監督と同じ考えを持っていたと語っている。「タイカとは素晴らしい関係で、ユーモアのセンスや冗談が通じ合っていた」と話した。
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『ソー:ラブ&サンダー』は、7月8日(金)日米同時公開。