俳優のジョニー・デップが元妻のアンバー・ハードを訴えていた名誉棄損裁判。ジョニーの勝訴で終わったこのバトルについて、裁判の陪審員が口をひらいた。
今回、ジョニー・デップとアンバー・ハードの裁判にて陪審員をつとめたひとりがABCニュース「Good Morning America」のインタビューに応じた。米ABCはこの陪審員の名前は明かさなかったが、“男性”という情報だけ公開している。ちなみに陪審員は全員で7人おり、5人が男性、残りの2人が女性であったという。
この陪審員は「(アンバーの)泣き方、表情、陪審員を凝視(ぎょうし)する行為・・・我々全員が不快に感じていました・・・。彼女は質問に答え、泣き出し、でも2秒後には冷たい顔に戻っていました。陪審員の中にはそれを“クロコダイルの涙”と表現する者もいました」と、アンバーの言動が不快であったと話した。
EXCLUSIVE: A juror in the Johnny Depp and Amber Heard defamation trial said what the jury concluded was "they were both abusive to each other" but Heard’s team failed to prove Depp’s abuse was physical. https://t.co/Ax4SMZUq2J pic.twitter.com/EMiMeqh5pn
— Good Morning America (@GMA) June 16, 2022
この陪審員は、陪審員の何人かが、ジョニーではなくアンバーを加害者として見ていたと話した。また彼は「アンバーが話すことは、どこか合点がいかなかった」とも明かした。
「多くの陪審員は、結局のところ、彼の言っていることの方が信じられると感じた」「彼は質問にどう答えるかという点で、もう少し(アンバーより)現実的な感じがしました。彼の精神状態も終始安定していました」
また、評決の決め手について、この陪審員は「最終的に私が思った真実は、2人ともお互いに暴力的であったということ。どちらがまちがっていて、どちらが正しいということもなかったと思います。しかしアンバーの主張することを本当に裏付ける十分な、またはいかなる証拠もなかったのです」と、アンバーの主張は証拠が不十分であったため、結果的にジョニーの勝訴となったと話した。