クリス・エヴァンスが、同性愛嫌悪の声に異議を唱えている。
7月1日(金)から公開される、ディズニー&ピクサー映画『トイ・ストーリー』シリーズのスピンオフ作品『バズ・ライトイヤー』。この作品の中では女性同士のキスシーンが描かれている。
『バズ・ライトイヤー』を制作したディズニー社は当初、このシーンを削除していたが、米フロリダ州で成立した、公立学校での性的指向に関する議論を禁止する「ゲイと言ってはダメ」法案に沈黙する企業姿勢が批判を受けたことから、前述のシーンを復活。公開に踏み切った。
しかし、同性愛を犯罪とみなす、UAEやマレーシア、インドネシアといった中東やアジアなど14カ国ではすでに上映が禁止されることが決定しており、公開前から物議をかもしている。
そんな中、主人公バズ・ライトイヤーの声を担当した俳優のクリス・エヴァンスが、この映画に対する同性愛嫌悪の声に反論した。
この度、「Reuters」のインタビューに登場したクリスは、「何が真実かって、ああいう(同性愛を嫌悪する)人々はバカばっかりだっていうことさ」と率直に述べると、「ぼくたちが毎朝、目を覚ますたびに社会は進歩してきたはずだ。アメリカの物語、人類の物語は、つねに社会の気づきや成長を描いたもので、それがぼくたちのよさなんだよ」と続けた。
さらに「いつだって世の中には、新しいことをやることに無関心だったり、恐怖があったり、前の時代にしがみつく人がいたりする」と語ったクリスは、「でもそういう人たちは、やがて恐竜みたいに絶滅するんだ。ぼくが思うに、最終的な目標はそういう人たちを気にしないこと。前進し、人類として成長することを受け入れることなんじゃないかな」と付け加えた。
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