クリス・ヘムズワースは、映画『ゴーストバスターズ』での演技が、今後の俳優としてのキャリアに何かしらの影響を与えるのではないかと、心配していたようだ。
2016年に公開された『ゴーストバスターズ』。主要キャラクターを演じるのはクリステン・ウィグ、メリッサ・マッカーシー、レスリー・ジョーンズ、ケイト・マッキノンの4人の女優陣で、クリス・へムズワースはこの「ゴーストバスターズ」の受付係ケヴィン役をつとめた。そんなケヴィンは、イケメンでありながら「とんでもないおバカ」というキャラだった。
そんなクリスがこのたび、雑誌「GQ」のインタビューに応じ、このケヴィン役を引き受けるにあたって抱えた不安を明かした。
「(監督の)ポール・フェイグに言ったんだ。『事前の台本に、僕が何をすべきなのか書かれてないんだけど?』って。すると彼は、『ああ、それなら現場でなんとかするから』って返事したんだよ。だから僕も、『オーケー、いいじゃん、やろうよ』って言ったんだ」と当時のやりとりを振り返ったクリスは、撮影前日になって、監督からセリフ等の指示が一切ない台本を渡され、「即興でやっていいんだ」と伝えられたことを明らかにした。
クリスは当時の心境について、「僕の最初のリアクションは、『もう僕のキャリアはおしまいだ。僕がこの映画をめちゃくちゃにしてしまう。みんなをガッカリさせてしまう。こんなことやったことないのに。僕は何をやってるんだ』っていうものだった」とかなり焦っていたことを告白していた。
そんな彼の不安とは裏腹に、クリスのキャラクターは受け入れられ、その後着実にハリウッドで成功をおさめている。
7月8日(金)には、最新出演作『ソー:ラブ&サンダー』が公開される予定だ。
tvgrooveをフォロー!