ジェニファー・ロペスが、実の母との複雑な関係を告白している。
6月14日(火)よりネットフリックスで配信されている、歌手のジェニファー・ロペスに密着したドキュメンタリー番組「ジェニファー・ロペス: ハーフタイム」。この中で彼女は、幼い頃に実の母グアダループ・ロドリゲスから受けた厳しい指導を告白した。
番組の中でジェニファーは、「母は生き残るために必要なことをしたの。それは彼女を強く、厳しくした。その厳しさを、娘たちにも向けていたのよ」と語っている。
この内容については、番組内で母親本人も認めている。「娘たちには、いつも高い期待をかけていたの。批判的になるわけじゃなくて、『あなたならもっとできる』ということを伝えたかったのだけれど」と釈明したグアダループ・ロドリゲスは、「本当のことを言うと、ジェニファー、あの子とは特に辛い時間を過ごした。なんども激しいケンカをしたわ」と振り返ったのだ。
将来のことで母親とぶつかったジェニファーは、18歳のときに家を出る。
当時、学校での勉強よりもダンスにひかれていたというジェニファー。そんな彼女と母親の溝は、だんだんと深くなってしまったという。
「母は、『あなたはずっとこの家にいるの。勉強するのよ』って押し付けるように言ったの」と明かしたジェニファーは、「それから激しい口論になって、そのまま家を出た」と振り返った。
一方、母は3人の娘たちが将来男性に頼らずに生きていけるよう、しっかりと教養を身につけてほしかったのだという。
グアダループは「完ぺきな母親からはほど遠い存在だったわ」と口にすると、「ただ私が言えるのは、私がやったこと、やってきたことは全て、彼女たちを思ってのことだったということよ」と母親としての思いを語っている。
ジェニファーはそんな母親のことを「複雑な人」だと表現しながらも、番組では2人の関係が以前と比べてかなり和やかなものになっていることも明かされている。