マーベル・スタジオの社長ケヴィン・ファイギが、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の将来について口を開いた。
これまでマーベル・スタジオ側は段階や局面を意味する「フェイズ」という言葉を使って、各作品を分類。例えば、『アイアンマン』(2008)や『マイティ・ソー』(2011)、『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011)、そして『アベンジャーズ』(2012)と、各ヒーローの誕生の背景から、最強軍団“アベンジャーズ”が結成されるまでが“フェイズ1”とされている。
続く“フェイズ2”では、銀河を飛び回るヒーローチームの活躍を描いた『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014)や、世界最小のヒーロー『アントマン』(2015)も誕生。MCUの世界観もより壮大さを増し、さらに、今後の物語に重要な意味を持つ“インフィニティ・ストーン”の存在がより顕著になっていくのも、“フェイズ2”であった。
そして“フェイズ3”では、『ドクター・ストレンジ』(2016)、『ブラックパンサー』(2018)、『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)、『キャプテン・マーベル』(2019)など、期待のヒーローが続々と誕生。登場人物も増える一方で物語はどんどん複雑になっていき、“フェイズ3”の最後を飾る『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019年)では、ヒーローたちは命を懸けた史上最大の闘いに挑むことになる。
そして、近年配信・公開されているものが、“フェイズ4”と呼ばれる作品だ。基本的に、ファンから愛されてきたヒーローたちが命を落とした『アベンジャーズ/エンドゲーム』後の世界が舞台となっており、「ワンダヴィジョン」「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」「ホークアイ」など、マーベル・スタジオ制作のドラマも目立つ。その一方で、『シャン・チー/テン・リングスの伝説』『エターナルズ』といった新たなヒーローを描いた映画も公開されている。
現在はフェイズ4の真っ只中であるが、マーベル・スタジオの社長ケヴィン・ファイギ氏は、フェイズ4の終了が近づいていることを示唆。次なる局面(フェイズ5)が起こることを予告している。
ファイギ氏は、Total Filmに対し「僕らがフェイズ4の終わりに近づくにつれて、人々はこの次のサーガがどこへ向かうのか見えてくると思う。このサーガ全体がどこへ向かうのか、少なくとも僕には、明らかに多くの手がかりがすでにあったと思うんだ。けれど、僕らは今後数か月の間に計画を設定して、もう少し直接的に触れる予定さ。そうすれば、物事の全体像を観たい観客は、そのロードマップをほんの、ほんのもう少し見ることができると思うよ」と話している。
なお、今夏には映画『ソー:ラブ&サンダー』の公開に加え、「シー・ハルク:ザ・アトーニー」の配信が決定。また、2023年には、『アントマン』や『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』、『キャプテン・マーベル』の続編など、たくさんの作品が控えている。
【動画】『ソー:ラブ&サンダー』本予告
【動画】「シー・ハルク:ザ・アトーニー」予告編
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