イーロン・マスクの実の子供が、フルネームを変更し、さらに性自認について法的に宣言するための書類をロサンゼルスの裁判所に提出したことがわかった。
米電気自動車大手「テスラ」社のCEOで「世界一の大金持ち」イーロン・マスクの子は2004年、息子として、マスクとカナダ人作家ジャスティン・ウィルソンの間に生まれた。出生時は「ザビエル・アレクサンダー・マスク」と名付けられた。
Tesla CEO Elon Musk's son Xavier, 18, files petition to change their GENDER to become a woman named Vivian Jenna Wilson and says 'I no longer lwish to be related to my biological father in any way, shape or form'
Grimes is now said to be dating transgender Chelsea Manning pic.twitter.com/g6EeFg2cBl
— Lilian Chan (@bestgug) June 21, 2022
そんなザビエル・アレクサンダー・マスクは、トランスジェンダーであることでも知られており、4月に18歳となった今年、自身の名前の変更と、性別を法的に「女性」とするよう裁判所に訴えた。
このたびザビエルが求めた新たな名前は「ヴィヴィアン・ジェナ・ウィルソン」。彼女はTMZが入手した裁判資料の中で、「性自認、そしていま現在では生物学上の父（マスク）との一緒に住んでおらず、いかなる形であっても関わりたくないという事実において、証明をしたい」と主張しているという。さらに、「今後は女性として生きていきたい」ともつづられているそうだ。
なおヴィヴィアンには、双子の兄グリフィンがいる。またヴィヴィアンの母ジャスティン・ウィルソンとマスクは2000年に結婚したが、2008年には離婚している。
今後、母親の姓である「ウィルソン」を名乗るということは、マスクから完全に決別するという意志の表れだろう。
この件について、現時点でマスクはコメントなどを出していない。
一方、これまでマスクとヴィヴィアンの関係が「こじれている」と報じられたことはなかった。
2020年12月、マスクは自身のツイッターにて「トランスジェンダーは全面的に支援する」としていたが、続けて「ただ、あの代名詞の使い方は受け入れられない。悪夢だ」と、LGBTQ＋コミュニティで使用される「they」という代名詞に言及していた。
