エド・シーランが、法廷バトルでの勝利で得た金額が明らかになった。
2018年5月、歌手のエド・シーランは、2017年の大ヒット曲「Shape of You」について、ソングライターのサム・ショクリとロス・オドノヒューから「著作権を侵害された」として裁判を起こされていた。
2人は2015年に制作した楽曲「On Why」のコーラス部分がエドの「Shape of You」に盗用されたと主張していた。
そして今年4月、イギリスの裁判所はエドの楽曲が「盗作に当たらない」との判断を下した。
そんな中、この裁判によりエドが手にした金額が明らかになっている。
ビルボード誌が報じたところによると、エドが勝訴により手にしたのは弁護士費用などをトータルした90万ポンド(約1億4881万円)だという。
なお、現時点でエド本人はとくにコメントなどを出していない。
エドはこれまで、2016年の楽曲「Photograph」と2014年の楽曲「Thinking Out Loud」について、それぞれ著作権侵害で裁判を起こされている。
「Photograph」については2000万ドル(約26億9700万円)の損害賠償を求められたが、2017年に和解が成立した。
一方「Thinking Out Loud」の著作権侵害訴訟では1億ドル(約135億986万円)の損害賠償が求められているが、こちらは依然として裁判が続いている状況だ。
エド・シーランは「Shape of You」の裁判にて勝訴が確定した際、このようにヒット曲に対する著作権侵害訴訟が容易に起こされる状況について、「アーティスト側が、裁判にするよりも示談にする方が安く上がる、と考えてしまうところにつけこもうとする文化になりつつある」と苦言をていしている。
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