TikTokに投稿された日焼けテクニックが注目を集める中、専門家がその危険性が訴えている。
きっかけは、TikTokユーザーのミリアム・ムハヴィリが投稿した1本の動画だ。
彼女はこの動画の中で、「完ぺきに日焼けするためのテクニック」として、水と保湿剤をスプレーボトルに入れて混ぜ、体に吹きつけて日光浴をする、という方法を紹介したのだ。
この動画は大きな注目を集め、すでに550万回再生を記録。350,000件の「いいね」を獲得している。さらにコメント欄には、「やってみたい」といった声が相次いでいる。
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一方、専門家はこのテクニックの危険性を指摘している。
あるスキンケアの専門家は、このテクニックについて、「方法自体が安全でないというだけでなく、一切の保護がない状態で素肌を日光にさらすことは、深刻なヤケドにつながります。また、ひどい場合には皮膚ガンを引き起こす可能性もあるのです」と訴えると、「我々としては、外出する15分前にSPF30以上の日焼け止めをぬることをオススメしています」と、安全なスキンケアの方法を呼びかけている。
さらに適切な日焼け止めのぬり方について専門家は、「SPFの効果を最大限に引き出すためには、テーブルスプーン2杯分の日焼け止めを、顔や体の日光にさらされる部分にぬりましょう」と紹介すると、「こうすることで、日光浴の良い部分を取り入れつつ、リスクを最小化することができますよ」と付け加えた。
アメリカ皮膚科学会は、すべての人々に対して、「ウォータープルーフの日焼け止めをぬり、紫外線から肌を守るべき」だと提案している。
さらに日焼け止めだけでは「ヤケドや肌の早期老化、皮膚ガンなどのリスクを完全に防ぐことはできない」とし、つねに日陰になる場所を探すことを心がけるとともに、サングラスやつばの広い帽子など、日差しから身を守る服装をするよう呼びかけている。
