ジョニー・デップとアンバー・ハードの弁護士同士が、判決確定を前に再び顔を合わせることとなった。
6月24日(金)、2人の弁護団はフェアファックス郡巡回裁判所に集合し、今回の名誉毀損訴訟で出された和解案を進めるかどうかを決める公聴会に出席することとなった。
この裁判は、俳優ジョニー・デップが元妻で女優のアンバー・ハードを相手取り、2018年に彼女がワシントンポスト紙に寄せた論説について「名誉毀損にあたる」として訴えていたものだ。
今年4月中旬から始まった裁判は、6月1日に決着。ジョニーの訴えが認められ、アンバーに1035万ドル(約14億円)の賠償金支払いが命じられた。
一方、今回の裁判を担当したペニー・アルカトラズ判事は、ジョニーとアンバーの和解の道を探るべく、判決の確定を6月24日(金)まで先送りしていた。
今月初め、ジョニー側弁護人のベンジャミン・チューは情報番組の中で、ジョニーが賠償金の支払いを免除する可能性があることをほのめかしている。これは、アンバーが控訴しないことが条件だという。
「彼にとって、これはお金の問題ではないのです」と語ったベンジャミン・チュー弁護士は、「これは彼が、かつての評価を取り戻すためのものでした。そして、見事それを成し遂げたのです」と付け加えている。
また、アンバー側弁護人のエレイン・ブレデホフトは、アンバーには「賠償金の支払い能力がない」と断言している。
情報筋がThe Postに明かしたところによると、アンバーは今回の裁判に投じた高額な弁護士費用により、家計が「火の車」状態なのだという。
公聴会の場では、賠償金の減額や支払い免除、または支払い計画など、さまざまな可能性について話し合いが持たれる予定だ。
ジョニーとアンバーは、この公聴会には出席しないものとみられている。