『ジュラシック・ワールド』シリーズなどで知られるクリス・プラットが主演&製作総指揮を務めた最新アクションスリラードラマ『ターミナル・リスト』(全8話)が、2022年7月1日(金)より240を超える国と地域で独占配信開始。本作は、ジャック・カーによる同名のベストセラー小説が原作のドラマシリーズで、極秘任務だったにもかかわらず待ち伏せを受けて壊滅的状況に追い込まれた米海軍特殊部隊”Navy SEALs”の隊長ジェームズ・リース(クリス・プラット)の姿を描く。本作でメガホンをとるのは、『イコライザー』や『トレーニング・デイ』など、これまで大迫力な作品を手がけてきたアントワン・フークア監督。
tvgrooveは、「ターミナル・リスト」配信に先駆け、アントワン・フークア監督に独占インタビューを決行。クリス・プラットとの再タッグの感想、そして日本についても伺ってきた。
ーー撮影現場には実在のネイビーシールズがいたそうですが、現場での雰囲気はいかがでしたか。
アントワン・フークア監督(以下、省略):強烈だったよ(笑)。クリスがいつもジョークを言って楽しかったけど、本当に強烈だった。
ーー前作の『THE GUILTY/ギルティ』は、コロナ禍ということもあり車の中から遠隔で監督をされたと思います。今回の作品を撮影する中で、フークア監督にとって新しい経験はありましたか?
パンデミックはとっても大変だった。私が経験したのは、たくさんの時間をロスしてしまったこと。でもポジティブな経験としては、前回の映画から引き続き、車の中から遠隔で監督をして、安全面でも効率が良かったことだ。そして、それはとても便利だったよ。
ーーフークア監督の作品は息を呑むようなシーンがたくさんありますが、観客が思わず見入ってしまうシーンを生み出す秘訣はなんでしょうか。
どうだろう。私は好きなものを撮っているだけだから(笑)。構図に関しては、私が興奮できるもの、そして何かを伝えられるものにしようと心がけている。すべてはストーリーテリングだからね。
ーークリス・プラットさんとは、『マグニフィセント・セブン』でも一緒にお仕事をされていましたが、久々に彼とお仕事をしてみていかがでしょうか。
クリスと働くことは、とても好きだ。彼は常にすばらしい人間だからね。たとえ難しい壁があっても、楽しくしてくれている。彼は常にポジティブ思考なんだ。
ーー先ほど、クリス・プラットのインスタグラムをみました。彼は監督に向けて「インスパイアしてくれて、後押してくれて、そしてより良い俳優とプロデューサーにしてくれた」と感謝のメッセージを書いています。撮影現場で特に記憶に残っているクリスとの思い出はありますか。
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私はあまりインスタグラムを使わないけど、彼がそんなメッセージを書いてくれてたんだね。知らなかった。教えてくれてありがとう。クリスのメッセージはとてもうれしいよ。クリスとの仕事はすべてが思い出になっている。『マグニフィセント・セブン』を振り返ってみると、私とクリスが一緒にシーンを作る時、2人にとってそれが今までに最高に楽しかった瞬間だったんだ。その後に、クリスと「一緒にまた仕事するべきだ」って話していたんだよ。そこから私たちはとても親しい友人となり、このシリーズを作ることも楽しかった。
ーー今後、彼とまた仕事をするなら、どんな作品を作りたいですか。
クリスはとってもパワフルな俳優だから、多分アクションではないものを作ってみたいね。ただ、すばらしい役柄を彼のすばらしい演技で作ることで、彼の才能をより見ることができると思う。
ーー過激なアクションシーンを作る上で、監督としてどんな時が大変でしょうか。
観客の関心を集めることだ。常に新しい方法を探すけど、それが本当に興味深いかってわからないものだよね? キャラクター次第なところもある。大切にしているのは、彼らのすばらしい演技を、すばらしいアクションに入れ込むこと。ただのアクションではなく、パフォーマンスであることが重要。それがいつも私にとってのチャレンジなんだ。
ーー監督の視点から、今回のシリーズのハイライトとなったのはいつですか。
ハイライトは昨夜のプレミアだった。ネイビー・シールズ全員がそろっていて、原作者のジャック・カーもいて、クリス含めキャストたちもならんでいた。彼らがこの仕事についてハッピーに感じていること、それが私にとってのハイライトだったよ。
ーーここから話題が変わりますが、日本に来たことはありますか。
あるよ。日本が恋しい。六本木や東京で過ごした思い出がある。松田聖子を知っている?彼女は私の友達なんだ。もう何年も前だけど、日本に行ったよ。もう20年くらい前になるかな。ちょうど『トレーニング・デイ』の前だった。
ーー監督は日本が舞台の映画『ブレット・トレイン』の製作もされていますね。この映画の製作前と後では、日本の印象は変わりましたか?
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そんなに変わっていないね。私が最初に日本に行ったときは、すごくモダンでビルも立ち並んでいて、『ブレードランナー』のような印象だった。私が覚えているのは、東京の夜がすごくまぶしかったってこと。人々もすてきだったし、親切にしてもらったんだ。とてもすばらしい経験をしたよ。
(インタビュー終わり)[取材・文/齋藤彩加]
- ーー撮影現場には実在のネイビーシールズがいたそうですが、現場での雰囲気はいかがでしたか。
- ーー前作の『THE GUILTY/ギルティ』は、コロナ禍ということもあり車の中から遠隔で監督をされたと思います。今回の作品を撮影する中で、フークア監督にとって新しい経験はありましたか?
- ーーフークア監督の作品は息を呑むようなシーンがたくさんありますが、観客が思わず見入ってしまうシーンを生み出す秘訣はなんでしょうか。
- ーークリス・プラットさんとは、『マグニフィセント・セブン』でも一緒にお仕事をされていましたが、久々に彼とお仕事をしてみていかがでしょうか。
- ーー先ほど、クリス・プラットのインスタグラムをみました。彼は監督に向けて「インスパイアしてくれて、後押してくれて、そしてより良い俳優とプロデューサーにしてくれた」と感謝のメッセージを書いています。撮影現場で特に記憶に残っているクリスとの思い出はありますか。
- ーー今後、彼とまた仕事をするなら、どんな作品を作りたいですか。
- ーー過激なアクションシーンを作る上で、監督としてどんな時が大変でしょうか。
- ーー監督の視点から、今回のシリーズのハイライトとなったのはいつですか。
- ーーここから話題が変わりますが、日本に来たことはありますか。
- ーー監督は日本が舞台の映画『ブレット・トレイン』の製作もされていますね。この映画の製作前と後では、日本の印象は変わりましたか?
- 『ターミナル・リスト』 概要
『ターミナル・リスト』 概要
2022年7月1日(金)よりPrime Videoで 独占配信中。全8話。
<キャスト>
ジェームズ・リース:クリス・プラット/山寺宏一
ベン・エドワーズ:テイラー・キッチュ/宮内敦士
ケイティ・ブラニク:コンスタンス・ウー/内田真礼
ロレイン・ハートリー:ジーン・トリプルホーン/中村綾
ローレン・リース:ライリー・キーオ/桃江トウコ
ルーシー・リース:アーロ・メルツ/飯沼南実
ブーザー:ジャレッド・ショウ、トニー:JD パルド/玉井勇輝
ピラー提督:ニック・チンランド/浦山迅
ウィリアム・コックス:ラモニカ・ギャレット/魚建
ハワード:マシュー・ローチ/菊池康弘
リズ:タイナー・ラッシング/小林さとみ
マック:クリスティナ・ヴィダル/新井笙子
デプトゥーラ:アレクシス・ラウダー/加藤美佐
ドニー:パトリック・シュワルツェネッガー/野沢聡
スティーブ・ホーン:ジェイ・コートニー/佐久間元輝
ショーン・ガン/スティーブン・ビショップ/ウォーレン・コール ほか
<スタッフ>
製作総指揮:クリス・プラット/ジョン・シューマッハ/アントワーン・フークア/デイビッド・
ディジリオ/ジャック・カー/ダニエル・シャタック
脚本:ジャック・カー/ダニエル・シャタック