ジェシカ・チャステインが、今年のアカデミー賞を振り返っている。
今年3月27日(日)にロサンゼルスで行われた映画の祭典「第94回アカデミー賞授賞式」。ここで大きな注目を集めたのは、受賞者や作品ではなく、俳優ウィル・スミスが起こした前代未聞のハプニングだった。
ウィル・スミスは、コメディアンのクリス・ロックが受賞者発表の場でウィルの妻ジェイダ・ピンケット・スミスの髪型をネタにする発言をしたことに激高。自らステージに上がると、クリス・ロックを思いっきりビンタした。
ジェシカ・チャステインは、騒動の直後に映画『タミー・フェイの瞳』で「最優秀主演女優賞」に選出され、まだ混乱がおさまらない中で壇上でスピーチすることになった。
当時の心境について、ジェシカ本人が語っている。
このたび「Net-a-Porter」のインタビューに応じたジェシカは、ハプニング直後の様子について「奇妙だった」と表現すると、「なんだかすごく大きなエネルギーに満たされた空間に引き込まれていくような感覚だったの。どうやって呼吸をしようか、どうやって落ち着かせようかってずっと考えてた」と打ち明けた。
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なお、受賞後のスピーチについてジェシカは、「本当に、何について話すかまったく考えていなかったのよ」と明かすと、「思い返してみると、感情的になりそうな瞬間が何度かあって、それをこらえるようにしたわ。でもステージに立ってみると、私が『映画』というグローバルなプラットフォームを使って何を作り上げたかったのか、それを伝えようって思えたの」と振り返った。
ジェシカの受賞後、主演男優賞にはウィルが選ばれたが、騒動を受け授賞式終了後にアカデミー会員を辞任することを発表している。
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