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ジョニー・デップ、アンバー・ハードが寄付しなかった慈善団体に賠償金を支払う!? アメリカ人権自由協会の主張とは

ジョニー・デップとアンバー・ハード(2015年) photo : Silvia Izquierdo/AP/Shutterstock NEWS
ジョニー・デップとアンバー・ハード(2015年) photo : Silvia Izquierdo/AP/Shutterstock

慈善団体に大金を支払うのは、アンバー・ハードではなくジョニー・デップになるかもしれない。

6月1日に決着した、俳優ジョニー・デップによる、元妻で女優のアンバー・ハードを相手取った名誉毀損裁判。主張が認められ、見事勝利をつかみ取ったジョニーだったが、その勝因の一部に、アンバーの証言の「信ぴょう性の低さ」があった。

アンバーは過去の離婚裁判で、ジョニーから支払われた離婚和解金を2つの慈善団体に半額ずつ寄付すると宣言しており、その1つがアメリカ人権自由協会(ACLU)だった。

ところが、のちに彼女が金額の一部しか寄付していないことが明らかになった。これは、彼女の証言が信頼できないとする要因の1つとなった。

そして、このことを証明するため、ジョニー側はACLUにアンバーの支払い履歴の証拠となる書類の提出を要求。これによりACLU側は1900もの文書を作成することになり、ぼう大な時間を要したという。

そのため同団体は、ジョニーに文書作成にかかった時間、そしてその費用への対価として8万6000ドル(約1163万円)の支払いを求めて裁判所に訴えた。

一方、ジョニー側はこれを「法外で不条理だ」と反論。判事はこの主張を一部認めて金額を半分に減額し、ジョニー側に38,000ドル(約513万8000円)の支払いを命じる決定を出した。

ジョニーが名誉毀損裁判で勝利した以上、負けたアンバーが関連費用を支払うべきだと考えられるかもしれないが、これは法律で定められたものではない。

またジョニーは、アンバーが非を認めれば、賠償金の支払いは求めないとの趣旨の発言を残しているとされている。

つまり、勝利したにもかかわらず、ジョニーだけが大金を支払わなければならないという、「踏んだり蹴ったり」な状況におちいっているようだ。

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