先日、児童ポルノ所持や未成年への性的暴行などの罪で有罪判決をうけ、30年の禁固刑を言い渡されたミュージシャンのR・ケリー。彼は現在いる刑務所で、自殺をしないように監視されていることがわかった。
ET誌によると、R・ケリーは30年の禁固刑を言い渡された後に心理評価をうけ、その結果、自殺をしないように監視が続けられているという。同誌が入手した法廷書類の中で、米連邦検事のメラニー・スピート氏は「R・ケリーの現在の生活環境はまちがいなく精神的苦痛をもたらしている。性犯罪者として有罪判決をうけ、今後30年間刑務所ですごすと宣告されたのですから」と、自殺をしかねない精神状態であることを主張。また近日、R・ケリーは児童ポルノ所持に関連した罪でシカゴの別の裁判に出廷する予定だという。
これに対しR・ケリーの弁護士であるジェニファー・ボンジャン氏は「自殺監視は不必要であり懲罰的(ちょうばつてき)」であると主張。ET誌に対し「(R・ケリーは)憲法上の権利を侵害され続けている。彼は何からも守られていない」「R・ケリーに自殺願望はなかったし、いまでもありません」と、自殺監視は不当であると声明でつづった。
R・ケリーは2019年、未成年への性的暴行や児童ポルノ所持など10件以上の容疑で逮捕。昨年9月、未成年への性的暴行や児童ポルノ所持、マン法(不道徳的な目的で女性を国外に連れ出したり、州間を移動させたりすることを禁じること)、賄賂、誘拐、強制労働、児童ポルノの作成など9つの罪で有罪判決を受け、ブルックリンにあるメトロポリタン拘置所に勾留された。
そして6月29日、彼は連邦裁判所で、30年の禁錮刑を言い渡された。
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