ブリトニー・スピアーズの弁護士が新たな主張をしている。
歌手ブリトニー・スピアーズの弁護人マシュー・ローゼンガートはこのたび、かつて彼女のマネージメントを務めていた「トライスター・スポーツ&エンターテインメント・グループ」に関する新たな疑惑について、裁判所に書類を提出した。
この書類の中でブリトニー・スピアーズの弁護団は、トライスター社がブリトニーへの成年後見人制度の適用をすすめ、その中で少なくとも1800万ドル(約24億3700万円)を受け取ったと主張している。
なおブリトニーの成年後見人制度は2008年から昨年まで、約13年間にわたり適用されていた。
トライスター社はこの後見人制度に関与していないと表明しているが、マシュー・ローゼンガート弁護士は、同社の社員であるルー・テイラーとロビン・グリーンヒルが後見人制度の促進に携わっていたと見ているのだ。
ローゼンガート弁護士は提出した書類にて、「トライスター社とルー・テイラー、そしてロビン・グリーンヒルは後見人制度の適用への関与を否定しているが、これらの主張は虚偽であり、自分たちが導入した制度から、1800万ドル以上生み出してきた」とつづっている。
提出された書類には、ルー・テイラーとかつての後見人でありブリトニーの実父ジェイミー・スピアーズ、そして彼の元弁護士ジェラルディン・ワイルとの間で交わされたとされるEメールが含まれていたという。
一方、トライスター社の弁護人スコット・エデルマンは「これは重大な誤解をまねくものだ」と真っ向から反論。「すべての証拠から明らかになっているように、後見人制度はトライスターではなく、法律顧問のすすめによって適用され、12年以上にわたって裁判所に認められてきた。実際、トライスター社は後見人制度の適用当時、もはやマネージャーですらなかったのだ。Eメールから意図的に抜粋された内容では、事実を変えることはできない。記録が公開されれば、この無意味なやり取りは一度に解決するだろう」と主張している。