ナタリー・ポートマンは、『マイティ・ソー』シリーズ最新作の撮影現場で「なじめていない」と感じていたようだ。
7月8日(金)より公開の、『マイティ・ソー』シリーズ最新作『ソー:ラブ&サンダー』。この中で女性版ソーことジェーンを演じる女優のナタリー・ポートマンが、撮影現場で疎外感を抱いていたことを告白した。
雑誌「Vogue」オーストラリア版のインタビューに応じたナタリーは、これまで複数回『マイティ・ソー』シリーズに参加しているにもかかわらず、今作では場違いな感覚を抱いてしまった理由について、共演者のクリス・ヘムズワース、テッサ・トンプソン、そして監督のタイカ・ワイティティの3人がシリーズ前作『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017年)にて一緒に仕事をしていたためだと明かした。
インタビューの中で「自分にとってはすごく思い入れがあると思っているものでも、なんだか新入りのように感じてしまうのは、とても奇妙なものだわ」と打ち明けたナタリーは、「クリスとテッサ、そしてタイカは前作で一緒になっているの。すごくうまくいったしね。だから現場がなんだか、同窓会のようになっていて。私はどうやってそこに溶け込もうかと考えている新入りみたいな心境だったわ」と続けた。
さらにナタリーは、「でもみんな、すごくいい人たちばかりなの。クリスとテッサは前にも共演しているからよく知っているし、『ソー』シリーズにも2度出演したことがある。だから、作品の世界観に対する親しみと安心感はあったのよ。それでも、ベテランの感覚と新人の感覚が混在するのはフシギだったわ。私は最初から参加していたのに、グループの中では部外者のような感じなの」と付け加えた。
それでも、ナタリーにとって今作で一番のお気に入りは、テッサ・トンプソンとの共演シーンなのだという。
「実生活で築いた愛とパートナーシップが、共演シーンにも反映されていたと思うわ」と語ったナタリーは、「スクリーンに映し出される私たちの姉妹みたいな関係性は、実際の撮影現場で積み重ねたものを反映していると思うの。『私はこう思ってるけど、あなたも同じように思ってるの!?』みたいな、ただ一緒に笑ったり、話し合ったりできる女友達が職場にいるっていうのは、とてもステキなことよ」と明かしている。