大人気海外ドラマ「フレンズ」のクリエイターが、あのキャラクターの父親に関する設定に後悔していることを明かした。
「フレンズ」は、ニューヨークに住む男女6人が織りなす恋愛や人間模様をコミカルに描き、アメリカのみならず世界中で人気をはくしたコメディドラマ。放送は2004年に終了しているものの、いまなおファンからの支持は根強い。
このたび、「フレンズ」のクリエイターの1人のマルタ・カウフマンが、BBCワールド・サービスのトーク番組「The Conversation」に出演。主要キャラクターの1人チャンドラー(演:マシュー・ペリー)の父親の設定について後悔していることを明らかにした。
作品の中でチャンドラーの父親は、チャンドラーが幼いころにトランスジェンダーであることを告白し、その後は女性となってラスベガスのショーに出演している設定になっている。
マルタ・カウフマンはインタビューの中で、チャンドラーの父をトランスジェンダーの設定にしたことは「まちがいだった」と告白。「トランスジェンダーの方に対する呼び名(代名詞)の扱いについて、正直私もまだ理解しきれていないの」と語ると、「だから、チャンドラーの父親の呼び方を『彼女』とすべきではなかった。あれはまちがいだったわ」と続けた。
Friends co-creator admits calling Chandler’s trans parent his father was a ‘mistake’ https://t.co/h092XsuLEP
— The Independent (@Independent) July 6, 2022
さらにマルタは仕事への取り組み方について、「私は、働く人々と現場が幸せな雰囲気に包まれる環境であってほしいと思っているし、そういう場所をつくりあげたいの」と述べると、「自分たちのいる職場が安全で、風通しがよくて、怒鳴り声が聞こえない場所であることがすごく重要だと思ってる。過去にトランスジェンダーのカメラマンをバカにするような発言をするスタッフがいたんだけど、解雇したわ。そんなこと、起こるべきでない」と熱い思いをにじませた。