アンバー・ハードの保険会社は、助けてくれないようだ。
6月1日、元夫ジョニー・デップとの名誉毀損裁判に負けてしまった女優のアンバー・ハード。そんな彼女が支払わなければならない金額は、830万ドル（約11億3000万円）以上とされている。
そのためアンバー側の弁護団は、今回の裁判を「無効」だと主張。支払いを逃れる方法を模索しているのだが、この申請が認められる可能性は低いとみられている。
そんなアンバーは、保険会社「New York Marine and General Insurance Co.,」との間で、名誉毀損裁判において100万ドル（約1億3600万円）程度の保障が受けられる契約を結んでいるとされているが、今回のケースは対象外になるという。
なぜ、保険会社は今回の件が対象外になると判断したのだろうか。
TMZが報じたところによると、アンバーとNew York Marine and General Insurance Co.,の間で交わされた契約には「名誉毀損を含むすべての不法行為へ補償をカバーする」と記されているが、この表現には裏があったそうだ。
その「裏」とは、「保険会社は、被保険者が意図的に『不法行為』を行った場合、保険会社は判決で命じられた金額の支払い義務を負わない」という内容だった。
保険会社側は現在、陪審員がアンバーの名誉毀損行為が意図的なものであり、「悪意のこもった」中傷であると判断したことから、100万ドルの保険金を支払う責任はないとする、裁判所からの宣言を求めているとされている。
なおアンバーの敗訴が確定した後、彼女の弁護人は出演した情報番組のなかで、「アンバーに支払い能力はない」と断言している。
アンバーは賠償金に加え、今回の裁判に投じた巨額の費用により、「火の車」状態におちいっているようだ。
