『コードネーム U.N.C.L.E.』や『君の名前で僕を呼んで』などで知られる俳優のアーミー・ハマー。彼は、曽祖父アーマンド・ハマーが築いた一族から“切り離された”そうだ。Page Sixが報じている。
アーミーは、2021年にプライベートのDMが流出。その内容が衝撃的だったことから、世間から強いバッシングを受け、さらには、元恋人からの数々の告発を受けることに。さらには、24歳の女性から「アーミーに4時間以上にもわたり暴力的にレイプされた」と記者会見で告発さて警察の取調べを受けたとも報道されていた。
彼はこのスキャンダルをきっかけに、冷戦時代のスリラー「Billion Dollar Spy（原題）」や、マフィア映画『ゴッドファーザー』の制作裏を描いたドラマシリーズ「ジ・オファー / ゴッドファーザーに賭けた男」、新作映画『Shotgun Wedding（原題）』など、すべてのプロジェクトを降板し、表舞台から姿を消した。
そんな彼は、現在ケイマン諸島でタイムシェアのセールスマンとして働いていると報道されている。彼の関係者は新たなPage Sixの報道で「父親がもう助けてくれないから、彼は仕事をするようになった」とコメントした。
ハマー家は、アーミーの曾祖父アーマンドが1950年代にオクシデンタル石油で億万長者の石油王として地位を確立。1957年から1990年にこの世を去るまで同社を経営し、ハマー家は大富豪の一族として知られるように。しかし、1996年に出版された「Dossier: The Secret History of Armand Hammer」では、マネーロンダリングからソ連のスパイ活動まで、数々のスキャンダルに関わっていることが明かされた。
今回、アーミーがこの一族から見放されたという報道を受け、アーミーの弁護士アンドリュー・ブレトラーは、「アーミーがこの報道について言及していないので、肯定も否定もできません」とコメントしている。
