メーガン妃は、「ハリウッド版ダイアナ妃」を目指しているようだ。
7月17日(日)に出版されたトム・バウアーによる著書「Revenge: Meghan, Harry and the War Between the Windsors」。この本では、2018年に結婚したヘンリー王子とメーガン妃が2020年に王室を離脱(通称:メグジット)するまでのできごとが詳細につづられている。
どうやら彼らがイギリスを離れ、アメリカに移住したのには、メーガン妃がヘンリー王子やハリウッドのスタッフから、「あなたならダイアナ妃のように愛される存在になれる」と説得された経緯があったようだ。
ヘンリー王子とメーガン妃、そして王室関係者との間に亀裂が入ったのは、2人が結婚してから数ヶ月後、メーガン妃の父親が王室にテレビ番組で批判的な発言をしたことがきっかけだった。
本によるとチャールズ皇太子はヘンリー王子に対し、「メーガン妃の父に会いに行って、やめさせられないのか?」と、メーガン妃の父親の言動をとがめたという。
ヘンリー王子はこのとき、チャールズ皇太子に「メーガン妃が父親の連絡先を知らない」とウソをついた。さらに祖母にあたるエリザベス女王が、メーガン妃にメキシコへ飛んで父と話すよう要求したことで、ヘンリー王子は徐々に王室に不信感を抱き始める。そして、「王室への敬意と上下関係を拒否するメーガン妃に共感しはじめた」という。
夫妻は次第に孤立し始めたうえ、王室ブランドを鼻にかけて振る舞うことからタブロイド紙に目をつけられるようになった。これに加え、メーガン妃は義理の姉であるケイト・ミドルトン(キャサリン妃)と比較されることを嫌がるようになったようだ。
そんなメーガン妃は、タブロイド紙の報道から守ってくれない王室を責め、批判的な意見を述べるようになっていった。さらに、ヘンリー王子のいとこにあたるユージェニー王女の結婚式の場で自身の妊娠を発表。これには王室側も激怒し、夫妻との溝がさらに深まる結果となった。
この数日後、夫妻は公務でオーストラリアを訪問。この際、ダイアナ元妃を思わせる熱烈な歓迎を受けたことから、王室への怒りと誇大妄想に満ちていた彼らは、国民からの人気は、今は亡きダイアナ元妃に匹敵すると考えたようだ。本の中では、このとき、メーガン妃はダイアナ元妃の後を継ぐ存在になれると確信したと記されている。