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「セサミ・ストリート」のキャラクターが人種差別!? テーマパークで黒人の少女をわざとスルーする動画が炎上 これにパーク側がコメントを発表

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問題となった動画

アメリカの人気子供向け番組「セサミ・ストリート」のテーマパーク「セサミ・プレイス」で、あるキャラクターがとった行動が物議をかもしている。

先日、このテーマパークにて2人の黒人の子供の母親と思われる人物が撮影した動画がインスタグラムに投稿された。この動画には、「セサミ・ストリート」のキャラクターの1人、ロジータに近づきハイタッチを求めた子どもたちが無視される様子が記録されていたのだ。

 

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動画を見る限り、ロジータは他の子どもたちにはハグをしたりハイタッチにこたえたりしているものの、黒人の子供たちだけは無視しているように見える。

動画を投稿した母親は、「この動画は投稿し続けるわ。腹が立ってしかたがない」と怒りをあらわにしている。

母親は当時の状況について、「私たちはパークを出ようとしているところでした。でも子どもたちが、キャラクターを見たいと立ち止まったのです」と説明すると、「ところが、この残念な人物は子どもたちに不愛想に『NO』と言い放つと、となりにいた白人の女の子をハグしたのですよ」と語った。

この対応に腹を立てた母親は、ロジータの着ぐるみを着ていた女性に“上司に会わせてほしい”と詰め寄ったが、彼女は「上司がだれか知らない」と答えたのだという。

母親が投稿したこの動画は38万回以上の再生数を記録したうえ、他のSNSにも拡散される事態となり、多くの人々の注目を集めた。

コメント欄にはこのキャラクターの対応を批判する声が殺到。ガールズグループ「デスティニーズ・チャイルド」の元メンバー、ケリー・ローランドもこのニュースに反応した。

ケリー・ローランドは自身のインスタグラムにて「オーケー、もしわたしだったら、このパレードは燃え上がっていたでしょうね」と激怒する様子を見せると、「ほんとに、『マジで?』って感じ。黒人の子とはしゃべらないっていうの?あの子の顔見た?ピンクの服を着た子よ。彼女は、何が起こったのか知らされるべきだわ」と訴えた。

この事態を受け、セサミ・プレイス側はコメントを発表。人種差別を意図するものではないと強調している。

コメントの中でセサミ・プレイス側は、ブランド、パーク、そして従業員全体が、平等性と包括性を意識しているとしたうえで、ロジータの行動については人種差別ではなく、「子供を抱っこしての写真撮影ができないことを伝えるためのジェスチャーだった」と釈明した。

なお、動画を投稿した家族に対しては謝罪をしたうえで、パークへ招待し、キャラクターたちとふれあう時間を特別に設けることを提案したという。

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