「@Pissed_off_trucker」の名でTikTokで人気を集めていたしていたスティーヴン・ハル・レイリー(52)が、自動車事故で亡くなったことがわかった。
事故が発生したのは7月12日(火)のこと。普段はトラックドライバーとして生計を立てているスティーヴン・ハル・レイリーはこの日も2019年ボルボ社製のセミトラックを運転し、カンザス州の高速道路を走行していた。
ところが突然、本線から外れ路肩に乗り上げると、フェンスを突き抜け、そのまま4分の1マイル(約402メートル)走り続けて別のフェンスに衝突。高速道路を横断する形となり、最終的にトラックは溝にはまって停止した。スティーヴンはこのときシートベルトを着用していたが、搬送された病院で死亡が確認されたという。
スティーヴンがTikTokを更新したのはこのわずか数時間前のこと。このときの動画の中で彼は、「あと、俺が気にかけなければいけないのは家に帰ることだけだ。ほかのなによりもね」と口にしていたが、体調が良いとは言えないような状態だった。さらに彼は「TikTokのみんなに感謝しているよ。ほんとうに。みんないい人たちだ。もし俺がきみの『For You』ページにいなかったとしても、気にしないさ。とにかく家に帰るだけだ」との発言を残していた。
スティーヴンは19万7000人以上のフォロワー数をほこる人気TikTokerで、トラックドライバーとしての日常を発信し人気を集めていた。
最後の動画は20万回以上の再生数を記録したうえ、数多くの追悼のコメントが寄せられている。
中には「考えていた家とはちがうところにたどり着いてしまったけれど、どうかあなたがわらっていてくれますように。安らかに」というものや、「おつかれさまでした」とねぎらいの言葉をかけるものも見られた。