試合中の乱闘で、サッカー選手が亡くなる事件が起こった。
亡くなったのはミサエル・サンチェス(29)。ニューヨークポスト紙によると、乱闘は7月10日(日)11時ごろ、カリフォルニア州オックスナードにあるオックスナード高校のグラウンドで行われた試合にて発生したという。
この試合にて、審判の判定をめぐってもみ合いになったミサエル・サンチェスは、相手選手だけでなく相手チームのサポーターら複数人から暴行を受けたとされている。
この暴行により、サンチェスはピッチの上で重傷を負い、呼びかけても反応しない状態におちいった。そのためすぐさま救急車で地元のヴェンチュラ群メディカルセンターに運び込まれたという。
しかし懸命な治療もむなしく、事件発生から15日後、サンチェスはこの世を去った。死因は検死解剖にて明らかになるようだ。
サンチェスの家族は25日(月)、彼の死を受けてクラウドファンディングサイト「GoFundMe」にコメントを発表。現在サンチェスの葬儀費用を募っている。
「私たち家族は、心が張り裂けそうになりながら、いまも信じられないでいます。彼の明るい未来を楽しみにしていました」と悲痛な胸の内をつづった家族は、「ミサエルは2022年7月10日、複数の暴行を受け、命にかかわる状態におちいりました。このように『さよなら』を言うことになるとは、私たちはいまも受け入れられていません。皆様の愛とサポート、そして祈りに感謝します」と続けた。
なお、オックスナード警察はこの暴行に加担したとして、46歳の男ベルリン・ホセ・マルジェラを逮捕している。しかし複数名が関与しているとみられていることから、依然として捜査が続けられている。
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