人気俳優のウィル・スミスが、2022年のアカデミー賞でコメディアンのクリス・ロックに平手打ちをしたことを改めて謝罪する動画を公開した。
「私はクリスに連絡を取り、戻ってきたメッセージは、彼は話す準備ができていないということだった。しかし、彼が準備ができたら連絡してくるようだ」とYouTubeに投稿した動画の中で話した。「クリス、私はあなたに謝罪します。私の行動は受け入れがたいものでした。あなたが話す準備ができたら、私はいつでもここにいます」と付け加えている。
ウィルはさらに、クリスの母と兄弟のトニー・ロックに謝罪した。「あの瞬間にどれだけの人が傷ついたか考えていなかったんだ。クリスの母親、クリスの家族、特に兄弟のトニー・ロックに謝りたいです」とコメント。ウィルは、トニーとは以前仲が良よかったが「（関係は）おそらく修復不可能だと思う」と付け加えている。
この騒動は、クリスがステージ上でウィルの妻ジェイダ・ピンケット・スミスのヘアスタイルをジョークでいじったことが発端。このジョークにウィルが激怒し、ステージに上がり、強烈な平手打ちをクリスにお見舞いした。その後もウィルは放送禁止用語を使い、「妻の名前を口にするな」などと怒りを爆発させていた。
この騒動が起きた際、ジェイダは呆れた顔をしていたが、彼女から何かしろと言われたかどうかという質問に対しては、完全否定している。
「人を失望させることは、私のトラウマです。人を失望させるのは嫌なので、人のイメージや印象に応えられなかったと思うと、心理的にも感情的にも傷つきます」「私がやろうとしている仕事は、私が深く反省し、自分自身を恥じることなく反省することです」とつづけた。
また、ビンタ後にウィルはアカデミー賞主演男優賞を受賞したが、その受賞スピーチで即座に謝罪しなかったのは、平手打ちの後の瞬間に「ぼーっとしていた」ことが理由であると語った。
