ジョニー・デップが、新作モバイルゲーム「Sea of Dawn」のショートフィルムに出演。その動画が公開され、ファンはよろこびの声をネットに上げている。
『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズなどで知られるジョニー・デップは、かつてハリウッドで最も商業的に成功した俳優の一人で、大ヒット映画の数々を世に送り出してきていた。『パイレーツ・オブ・カリビアン』のジャック・スパロウほか、『アリス・イン・ワンダーランド』や『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』出演などでも知られている。また、これまでカデミー賞に3度ノミネートされるなど大活躍を見せていたが、近年、ジョニーの評判は大きく低下していた。
2018年、元妻アンバー・ハードと彼に対する家庭内虐待の告発に関わる法廷闘争の中、ジョニーは『ファンタスティック・ビースト』フランチャイズからの辞任。その後、彼が『パイレーツ・オブ・カリビアン』第6作を担当する計画は、ディズニーによって取り下げられた。その後、ジョニーはいくつかの小さなプロジェクトを担当し、最後に大スクリーンに登場したのは2020年に限定公開された『MINAMATA-ミナマタ-』だった。この作品は批評家からは絶賛されたものの、1100万~1300万ドルの予算に対してわずか170万ドルの興行収入と、彼のこれまでの興行プロジェクトとは全く対照的なものだった。最近では、ジョニーがアンバーに対して行った名誉毀損裁判が話題となり、彼が勝訴した。
この裁判の後、ジョニーはモバイルゲーム「Sea of Dawn」向けに「Adventurer’s Game」と題する新しいミニムービーを制作し、ファンを驚かせた。このショートフィルムは、同ゲームの中国開発会社Mosasaur Studioが制作し、Superpixelがネット上で公開したものだ。4分間のビデオの中でジョニーは、フィリップ・アルトーシュという風変わりな海の冒険家兼装身具コレクターに扮している。
このクリップは、ジョニーにとって「カムバック」と言えるものだろう。今後も、彼の関わるプロジェクトがどんどん増えていくのかも・・?ファンは期待を寄せている。