世界的な気候変動にともない、環境問題が毎日のように叫ばれるなか、セレブのプライべートジェット利用が波紋を呼んでいる。
プライベートジェットは、通常の旅客機にくらべ大量に二酸化炭素を排出するとされている。そのため、最近ではプライベートジェット利用をSNSなどで公表したラッパーのドレイクや、リアリティースターで実業家のカイリー・ジェンナーらが、その問題意識の低さを指摘される事態となっている。
そこで、サステナビリティ・マーケティング会社の「Yard」が、今年これまでに最も多くプライベートジェットを利用し、大気中に多くの二酸化炭素を排出したセレブをデータをもとにランキング化。新たなレポートを公開した。
おどろくべきことに、わずか20分間の移動にプライベートジェットを利用したとして炎上していたカイリー・ジェンナーや、北欧への移動に利用していたドレイクの名前は、ランキングにこそ登場しているものの、トップからはほど遠いものだった。なんと1位になったのは、歌手のテイラー・スウィフトだった。
Yardの調査によると、テイラー・スウィフトは1月1日から7月19日(Yardの調査対象期間)の間で170回プライベートジェットを利用。その総計は合計22,923分にのぼり、15.9日間飛行していたことになるという。このフライトによる二酸化炭素の総排出量は8,293.54トンと推定され、一般人の平均年間総排出量の約1,185倍にもなるそうだ。
なお、テイラー・スウィフト側はローリングストーン誌に対し、テイラーは自身のジェット機を定期的にほかの人に貸し出しているとしたうえで、「これらのデータをすべて彼女だけに起因するものだと断定することは、明らかに不正確だ」と主張している。
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